2020/06/20 10:22

「ディランのような詩を持ち、フィル・スペクターのようなサウンドの中で、ロイ・オービソンのように歌う。」


ブルース・スプリングスティーンの3rd Album 


"Born To Run/明日なき暴走"の構想について、あるインタビューで彼は、こう答えている。


「ロイ・オービソンのように歌えないことは、誰もが分かっていた。」とも



何かを作るとき


先達の影響から逃れることは難しい  


それを楽しむ向きも勿論あるんだけどね


ただの足算になってしまわないように


そこは気を付けないとね



労働者階級の若者の心情を綴った詩も、E ストリート・バンドのサウンドも独特のもの


ベルベット・ボイスではないとしても





ここ最近、「実存」という言葉が僕の前に頻繁に現れる。



COVID-19が連れ去った John Prine を、「マルセル・プルーストの実存主義そのもの。」と評したディランの言葉に始まり、


難解だからというよりは、少々の怖さがあって、今まで敬遠していたカフカの「変身」を読んでみようと思ったのも、不思議と言えば不思議だしね


これは、何かあるな!って気になってくる。


で、行き着いたところが


ジャン = ポール・サルトルの"l’existence précède l’essence/実存は本質に先立つ"という哲学


難しいから自分なりの解釈しかできないけどね



此処までコンティニュームは「本質」に向かって、Tシャツの制作をしてきたわけだけど、


その為に、「選択肢は限られるのだな」というのも実感としてある。


オーガニックコットンの魅力、素材としての素晴らしさ


それは、もう既に多くの人が知っているのだから、もういいんじゃないかって


幸いなことに、"S.O.S from Texas"というTシャツに巡り会えたから、"Organic"というキーワードは任せて、僕は表現の方に力の100%を注げるようになったというわけ


やりたいことをやってしまおう


「実存」は許してくれる


そんな心持ちが、「オーガニック」から離れた、もう一つのコンセプト"Used + The Handworks"を再開することに繋がったのかな?


7月末から8月中旬にかけて、シサムコウボウ京都本店にて、Tシャツ展を


そのときに合わせて、お披露目ができそうです。


快諾してくれた店長に感謝‼︎


俄然とやる気が溢れてきてるけれど、調子に乗って、ただの足算にならないようにしなくちゃ


古着が醸し出す良い雰囲気とコンティニュームのハンドワーク


上手く融合させたいと思います。


シサムコウボウの本店は、京都大学の近くにあって、如何にも京都らしいロケーションです。


それを楽しむついでに立ち寄ってくれたら嬉しいな


詳細が決まり次第、また此処でもお知らせしようと思います。





コンティニュームの制作背景


良い音楽や映画


ひょっとしたら美味しい料理も


コンティニュームの時間と空間を、あなたと共有していきたいな


CONTINUUMは時空連続体という意味だから


これからも、ずっと続いていくはずだしね


誰かの人生にコンティニュームの作品が寄り添うことができれば、そんな嬉しいことはない。





There's magic in the night / 夜には魔法があるんだ


夜は創るとき





聴く度に、いつも思うけれど、


この歌には、ブルース、一つ間違いがあるよ