2024/09/08 12:01



久しぶりのゆっくりとした朝

布団から抜け出して目覚めの一服をベランダで

目覚まし時計に起こされない朝は矢張りいいものだ

乾いた風が秋はもうそこまで来ていると僕に知らせ、今年も夏が過ぎ去っていこうとしている。

頂いたご注文の制作がまだあと少し残っているというのに

お待たせしております。



この数年の流れとなっている

SISAM gallery, Okamoto > beinelmilel

二つの POP-UP Shop が成功に終わりホッとしている。

「ゆったりとした時間とたくさんの出会いをありがとう」とベイネルミレル店主が言った。

僕も同じ気持ちだよ

シサム工房に対しても同様

ショップ・スタッフとして毎日の売上を作ることは大変な業務だよね

それでも商品の背景にある大切な部分を着実に伝え応えを急がない懐の深さがあるなと、いつも感心しているんだよ

ただただ作ることか好きな僕ですが、受け取ってくれる人がいなければ何も始まらないのだから、ベイネルミレルにもシサム工房岡本にも本当に感謝しかない。

ありがとう



コンティニュームの今後のことを言うのなら、選ぶ道が少しずつ変わっていくのかなと

それは年齢が五十を過ぎたことと無関係ではなさそうだ。

Tシャツに込めるメッセージはそれほど変わりはしないだろうけど、その為の方法が変わりつつあるところ

といった感じ

期待してくれたら嬉しいね




画像はハンド・ペイントで作るシンプルなストライプのTシャツ

時間を掛けて兀々とペイントしていく様が、一歩一歩と歩を進めていくのと似ていて、

"El Camino / 道" と名付けたのでした。

制作の模様と同じで兀々と旅立ってゆくのだけど、ある追加制作の折にふと、そう言えばゴスペル・ミュージックをよく聴いていた時代があったなと記憶が甦ってきた。




祖父は建築士として成功したと聞いているが、早くに亡くなったので、僕の記憶の中には住んでいない。

「なにをもたもたしているんだ。」と何処かから言われているような気がずっとしていたんだけど、昨年辺りから「お前はお前でいけ。」という声が聞こえてきた。

すると、存在を身近に感じ始めてね

四国の人で生前にお遍路をしたらしいから、僕も同じ道を歩けば、もっとコミュニケイトできそうな気がするな


"巡礼 / Pilgrim"


四国とユダヤがシンクロするような奇妙な感覚

秋辺りに予定している剣山登頂

何かが変わるかもしれないな

真実が知りたいのです。




「道」という名も良かったのだけれど、よく聴いたゴスペル・グループ「ピルグリム・トラベラーズ」に肖って、

Hand Painted Stripe Tee
"The Pilgrim Traveler" 

と改名。

作り続けたいと思います。


そう言えば、二十代の頃、ゴスペルという名のバーにちょくちょく呑みに行っていたなぁ

今もあるのだろうか?





今回は、ピルグリム・トラベラーズと同じぐらいよく聴いていた Mahalia Jackson を




後光は錆びて翼は継当てだらけ

それでも鈍い光ならまだまだ放っていけるさ

ってな感じ。

(パキッとは無理だけど、まぁ元々パキパキな性質でもないしな。笑)



僕は五十二になり、

来年、コンティニュームは十五年目を迎える。

未だに嫌いな人と出くわさない自分の人生にも感謝します。

これからもそうであるよう精進します。