2021/08/28 20:40




何を書けばいいんだろうね


でも、何かを書かなければ前に進めないような気がして




涙が頬を伝ったのはいつ以来だろう


兎に角、悲しくて寂しい





1979年、ローリングストーン誌のインタビューで、キースはこう語っている。


「みんなミックとキースがストーンズだと思っている。でもチャーリーのドラムがなかったらバンドは成り立たない。チャーリー・ワッツこそがストーンズなんだよ」と


全てはここに集約されているように思う。


だから僕などがストーンズ云々を語るのではなく、如何に彼らの音楽が僕という小さな歴史を支えてきてくれたのか


そのようなことを





レコードからCDへと変わっていく時代


ストーンズの過去の作品もどんどんCD化されて、


全部欲しいけど、もちろん買えるわけがないから、先ずは"REWIND"というタイトルのベスト盤を一枚手に入れた。


それが85年


中学生になった年だったからね


で、86年に新譜"DIRTY WORK"が発表されて、


そのジャケットの雰囲気や、シングルカットされた"Harlem shuffle"のPVを観て、


「これがロックなのかぁ」と


それまで夢中になっていた Billboard Top 100 に上がってくる他の曲とは何かが違うぞってね


進むべき方向はこっちだなと


"DIRTY WORK" はファンや評論家には評判が良くないようだけれど、僕は好きかな


リアルタイムに勝るものはないよね


こんな風にして僕のストーンズ三昧の日々は始まりました。


89年夏にスタートした"Steel Wheels / Urban Jungle Tour"は北米を巡り日本にもやって来た。


90年2月14日


その初日を友人と二人で体験できたことは良い思い出だよ


東京ドームのみの公演だったから、高校生にとっては、チケット代と交通費は大変だったけれど


公演までの日数を教室の机に落書きしていたんだけど、女子からはバレンタイン・デーまでをカウントダウンしてるって噂されたり。笑


全く違うわ!





ストーンズを知って「このままではいけないぞ」って


大学に進んで、なるべく良い成績、なるべく良い会社、なるべく良い給料


そういうことではないなと


音楽が本当に好きなんだけど、演奏となると才能がない


今になって思えば、天の采配だったわけだね


思春期というやつで、どうしたら良いのか分からなくなりかけたけれど


もう一つ、夢中になれる「ファッション」があって良かったと思う。


ファッションの世界で自分を表現できるようになったのだから


救われたと思う。


それでも、ちょっと疲れたなぁって時もやっぱりあって、


そんな時は、ストーンズを聴く


そうすれば、"I'm home!" って言えたんだ。






代役を立てた次のツアーが終われば、ストーンズは解散を発表するだろうって


チャーリーの座を引き継ごうなんて言うドラマーはいないだろうから


そうなるよね、きっと







Thank you, Charlie


ほんと、これしかないよ


あなたを真似て、僕のスネアはGRETSCH社製です。


二十歳の時に買いました。


練習しなきゃ



Rest in peace, Charlie Watts



コンティニュームの旅は続いていきます。